条件反射

Pict0018皆様、ご無沙汰しております。
友人に、たまには更新しなさい、と叱られたので、ちょっと小ネタ系で。

最近半年くらい隠れ家にしている喫茶店の名前が、ラ・ペ (La Paix)というのですが、なんかずっと、何かに語感が似てるなぁ..とつらつら考えているある時、そうか、ラ・ペリだ、ペリのファンファーレ、と気がつき、で、どんな曲だっけ? と iPod 探して思いだした、という事があったわけです。

で、何回か、ラ・ペ行こう、そうだ、ラ・ペといえば、ラ・ペリ、ファンファーレはこんな曲、とかとトレースしてたのだけど、いつの間にか、変換数が減ってきて、しまいには、ラ・ペ行こう、と思った瞬間に頭の中にペリのファンファーレが流れるように。一種の条件反射になってしまってます。


ちなみに、ラ・ペは、ラ・ペリほど華やかって感じではないですが、清潔で明るい感じで、水だしコーヒーを淹れるための器具が置いてあったり、室内に硝子戸で仕切られた電話コーナーがあってピンク電話が置いてあったりと、ちょっと昔懐かしい面もあるお店ですが、なかなかコーヒーもおいしいし、お気に入り喫茶店です。
一方、ラ・ペリの方は、実はファンファーレしか知らない、オペラ?バレエ? という事すら知らなくって、今さっき Wiki ってみました。ファンファーレは後から追加したんですね。


とりとめないですが、条件反射ってすごいな、と思ったという話でした。

ちなみに別な例としては、”秋”という言葉から、童謡の”もみじ”(秋の夕日に~♪)に行って、エヴァルドの金管5重奏1番の2楽章へ連想する、というのもあるのですが、ちょっとマニアックなので(今日はなんか金管ネタ)、この辺で。

皆さんは、条件反射で曲が出てくる事、ありますか?

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続・移調楽器の憂鬱

Pict0111r前回、C調楽器の人たちには、記譜音と実音が違う事がわかっていただけない、と書いたが、特に分かっていただけないのは、記譜と指使いがリンクしてて、実音だけが違うという事。つまりアルトリコーダーみたいに、記譜の”ド”の指使いは、ソプラノリコーダーでいう”ソ”の指遣いと同じ、という覚え方だと、記譜と実音があってて、指使いだけが違う、という事なのだが、クラリネットの場合は、A管だろうがB♭管だろうが、記譜が”ド”なら指遣いは一緒で、出てくる実音が違う(A管なら”ラ”(A)、B♭管なら”シ♭”(B♭))となる。

クラリネット同士で会話している間はいいのだが、他の調性の楽器と会話をする時には、当然、実音は何なの?という話になる。あるいはアナリーゼして、和音分析とかしてる時、実音に置き換えて、自分が3度なのか4度なのか、という事になる。なので、常に、記譜はこうだけど、今 ~管だから、実音はこれこれ、という事を常に意識しているのである(いや実は、私は恥ずかしながら、B♭管の記譜と実音の対応はすぐに出てくるが、A管の記譜から実音への変換は暫く考えないとできない)。

で、ここからはかなりローカルルールなのかも知れないが、何となくいちいち”記譜の”~、”実音の”~と言い分けるのが面倒になってきて、自分の中では、ドレミで話すときは記譜の話、C,D,E (ドイツ読み)で話すときは実音の話、という癖がついてしまっている。ご存じのとおり、日本ではなんとなく3種類の音名(ドレミ・・、CDE・・・、ハニホ・・・)がそれぞれ生き残っていて、特に作曲家の国籍で(イタリアならドレミとか)言い分けるでもなく、なんとなく独自のルールと混沌が(その辺は”絶対音感”(最相葉月:著)にも載ってますが)あるわけなのだが、我ながら変な感覚がついてしまったなぁと。そこはローカルルール、楽器屋さんが言うキーの名前は、記譜に合わせた表記で cis-gisキー(クラリネットは、倍音が2倍単位じゃなく3倍なので、同じ指の1つ上の倍音は12度上になります:この辺はまた後日) とか言ったり、指揮者の方が実音を”ドレミ”で言ったりする訳で、それって実音を言っているの? 記譜を言っているの? と、大半の人には分かっていただけない質問をする事になる。いわんや読みかえ移調の場合おや。

この憂鬱を分かっていただけるだろうか? C調の皆様方。


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移調楽器の憂鬱

Pict0114x
気がつけば、1年以上も更新してませんでしたね。ちょっと心を入れ替えるよう、努力しますです、はい。

閑話休題

先日、某テレビ番組(初級の楽曲アナリーゼをやってくれる、最近の私のお気に入り番組)を見ていた時のこと。リストのラ・カンパネラがテーマだったのだが、(知らなかったのだが)今普通に聞くラ・カンパネラは第3稿だという事で、1稿2稿との比較をやっていた。で、2稿と3稿との大きな違いは、♭7つ(変イ短調)か、#5つ(嬰ト短調)かの違いがあるとの事。お気づきかと思うが、2つは異名同音(名前は違うが同じ音)。出てくる音程に違いはないのだが、でもやはり演奏者としては感覚的に違うとの事で、やっぱりフラット系は落ち着いた感じ、シャープ系は角度がある感じ、と言われてました。そこは、楽譜を見た時の感覚として、とても共感するのですが・・・

ふと思えば、自分は移調楽器。普通のC-Durでも、B♭管ならシャープが2つつく。しかもクラリネットは、A管と持ちかえという裏ワザがあるのだが、ある程度#が多くなるとA管に切り替わって、今度はフラット系に突然変わる(たとえば D-Durだと、C調の人たちは#2つだけど、A管だとフラット1つ)。しかも時折理不尽な持ちかえ要求に耐え切れず、A管でB♭譜面を吹いたり逆をやったり、C管はあんまり普及してないからC譜をB♭管で吹いたり、なんでもあり。これでは、落ち着いたとか角度があるとか、そんな事を考える暇もない。もとより、作曲家はおそらくC調楽器をベースに調整の感覚を取っていると思われ、ひどいとプロコフィエフみたいに、スコアも in C で書かれ、パート譜は、A管用とB管用の2つがあったりする。うーむ、移調楽器は、調性感はどうでもいい、って事ですかね? と拗ねてもみたくなるというものです。

C調の人たちには、何度話しても、記譜の音と実音が違う、という事が理解していただけない、まして移調しながら吹く必要があるという事は、悲しいかな想像していただけないのです(お陰で、びっくりショー的に感心はして頂けますが)。この調性の矛盾と憂鬱を僕らはどうすればいいのでしょうか?

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フラプラ × Akiko.G

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FridePride ライブ(スペシャルゲストに Akiko Grace)行ってきました。よこはまモーションブルー。
場所柄、席数もそこそこ、客入りもぼちぼちってところで、都内に比べたらちょっと時間も空間もゆったりめな感じ。距離感近い感じです。

正直、ギターもピアノも和音楽器&旋律楽器で打楽器の役目も果たしている、セッションとしては役割がかぶるからどうなのかなぁ、と思ってましたが・・・
最初はフラプラとして登場。相変わらずギターはいろんな音色があり多彩な効果音があったりとのっけから弾けてるし、ボーカルは透明感があって伸びやかでいい感じ。3曲目の途中から Akikoさん登場。最初なんか様子見かなぁという感じですが、だんだん本領発揮。ギターとPianoが、一方がメロディ弾けば一方は打楽器的に合わせたり、旋律の対話があったり、セッションの妙を見せてくれれば、ボーカルがしっかりその上に乗っかって気持ちよく歌っている。もともとがギター1本で、旋律も伴奏もベースラインも打楽器も全て行っていて、そこが素晴らしいのだが、役割に専念すると弾けたギターがさらにまた一段とパワーアップする。それでもバランス取れてて良かった。最後はまた、フラプラにもどる。 バトルギター健在、ピアノ居なくなったのもなんのその、フラプラとしてしっかりまとめてくれました。いや、凄いです横田さん。shihoさんも akikoさんも素晴らしかった。

なぜだかフラプラライブは横浜が多いのです。でも遠くてもまた来よう、ライブ良いですやっぱり。

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クラなしクラ5

Pict0004昨日何気なくTVを見ていたら、4月の別府アルゲリッチ音楽祭の放送をやっていて、ついつい視だす。バルトークのコンチェルトが終わり、次なんだろう? と思っていたら、ブラームス クラリネット5重奏の文字が・・・え?でも弦楽器沢山いるんだけど?? と思ってたら、ソリストらしき”ヴィオラ”の人が登場するのです。文字情報良く見たら、編曲の文字が・・・いや、確かにクラ5(重奏)の譜面セットにはクラリネットの代わりのヴィオラ譜がついてるけどさ。

ところで、オリジナルだけだとネタが尽きてしまうのか、プロその他の皆さんCDやリサイタルで他の楽器の曲よくやってますよね。フルートやヴァイオリンの曲を、いくつかクラリネットでやっているのを耳にします。フルートだとライネッケとかドビュッシーとか。オリジナルもちゃんと聞かなくちゃな、と思って FLの小品CDなんかをたまに買うのだけど、先日たまにはVnも買ってみよう、と思って買ってみました。その中にプロコフィエフのソナタというのがあったのだが、どうも何か聞き覚えが・・・と記憶をだどっていたら、R.ストルツマンのCDの中に入ってました。しかもオケ伴奏で。でもふと、これってフルートソナタがオリジナルだったのでは? と良く見たら、フルートかヴァイオリンのソナタみたいですね。そんな訳で、フルート版も買って、3つ聞き比べ。いやいや、ストルツマンもテクニック凄いと思うけど、やっぱりVnとFlには運動性能ではかなわないなぁ、楽器の特性だもんねぇ・・と思い知らされる訳です。でもまあ、Vn.Flだとどうしても線が細くなりがちで、ゆっくりたっぷりなところだと、クラリネットに分がある気がします。Fl. Vn版だと、オケ伴奏だと埋もれてしまいそうだし。そういえば遊びでクラ5とかやっても、どうもクラリネットが立ってしまうから、割と抑え気味にしてるもんなぁ。

・・・とこれが、最近思ってたこと。5重奏にしたって(クラリネットに比べたら)ヴィオラだと埋もれてしまいそうなのに、弦楽合奏にしてしまって大丈夫なのだろうか? というのが始まるまでの感想。さてさて?

いやいや、どうして、これが聴かせてくれます。編曲もよかった。最初のVnのデュエットとか4楽章のVcのソロとかどうするんだろ、と思ったけど、そういうところはちゃんと1本ずつで、2フレーズ目になって厚みが欲しくなってきたあたりでテュッティになったりして、意外としっくり来ます。でも何より、ヴィオラソロがちゃんとソロとして聞こえてくるのが凄かった。全体のテュッティの中でもちゃんと聞こえてくる。やっぱりソロって音量じゃないのかも、と改めて考えされられますね。
もちろんしっくりこないところも。クラリネットだと技術的に難しいところをさらさらっとやれてしまいますからね、弦楽器だと。運動性能はかなわない。で、2楽章の再現部の前とかもするするっとやられてしまうのだけど・・・ちょっとあのファ#のテンションがないのもちょっと違うかなぁと。グランパルティータをアルトクラでやってるみたいな感じ?と言えば良いのでしょうか? あと贔屓目だけじゃないと思うけど3楽章冒頭の牧歌的な感じはやっぱりクラリネットじゃないとなぁ、と思ってしまうわけです。3楽章早くなってからの弦楽器も合奏だとちょっと違うかな、なんかあの弦を擦ってる感が全然無くて。

しかし、クラリネットが他の楽器の曲をやることはあっても、クラリネットの曲をやられたのは初めて聴いたから、初めて逆の立場に立ちましたね。弦楽四重奏とかFlの曲とかさんざんやってるのを聴いて、”へん、面白いけど、やっぱりオリジナルだよね”って言われてるんだろうな。やっぱりオリジナルへのリスペクトは大事ですね。
なんにしても、違う編成の曲を聴くというのは面白いですね。海外旅行に出て日本を知るじゃないけど、自分の楽器のいいところと悪いところが、よく分かる気がします。ちょっとまた色々探してみよう、と思う今日この頃でした。

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秘密練習の明けない夜明け

A9b演奏会が近づくと流石に焦ってくるのか、ちょっと真面目にさらわないとなぁ、と個人的に場所を借りて秘密練習する、というパターンが、どうも最近定着している。そもそも一夜漬けと同じなのである。そんなに目に見えて変換する訳ではないのだが、むしろ本番用のリード選びイベントと化してる雰囲気もあり、それはそれで役にはたっているのだ。
それにしても・・・1年のうち360日くらい、1日4時間は吹いてた日々はいったいどこへ行ってしまったのやら。いまや、隔週の合奏(管楽器は降り番があるのです)の時だけ楽器ケースを開ける状態。仕事の都合で1回いけないと1ヶ月は楽器を触らない事となる。ロングトーンやスケール練習なんてまったくやらなくなってしまった。そしてたまの秘密練習でちょっとスケールとかやってみると愕然とする事となる。はぁ。でも演奏会も近いから、基礎練習ばかりする訳にもいかず、曲の練習とかリード選びにシフトする事になる。ふぅ・・・この悪循環。
それでも、これまでは学生の頃の練習貯金(そんなものは実は幻想だったかもしれないが・・・)を食いつぶして、なんとかやってきた。しかしもう残高が寂しい状態なのである。技術の衰えによる闇が浸潤し輝きがだんだん乏しくなっていく。なんか最近明らかに下手になっている気がするのである。このままでは光明は見えない・・・。真面目にパターンを変えて起死回生を図らなければ。基礎力づくりからやり直す最後のチャンスなのである。夜は明けてくれるのだろうか? 

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オペラとバレエ

Pict0045今朝、サンクトベテルブルグ建都300年ガラコンサートをTVで見た。
メトロポリタンやウィーン国立歌劇場と比べて(もちろんそれらもTVで見たわけだが)、やっぱりロシアはバレエという事らしい。ガラコンサートながら、結構しっかりとバレエや、オペラのバレエシーンが充実してて、楽しめました。

しかしそれにしても、全部みるには時間がかかるというのもあるけれど、意外とオペラやバレエの内容って知らないなぁ、と改めて感じます。ダッタン人の踊り(ボロディン)なんて、中学校の頃から知ってる曲だけど、イーゴリ公のストーリーなんて全く知らずに来ている。字幕で”汗(ハン)の栄光を讃えよ、汗(ハン)を踊りで癒すのだ!”なんて歌詞がついてるのを見て、なるほどそういう曲なんだ、と今更ながら目から鱗が落ちる思い。サンサーンスの白鳥も、瀕死の白鳥 というタイトルになっているからネットで調べてみたら、バレエの世界では、サンサーンスの白鳥で、瀕死の白鳥を演じるのが有名になっているらしい。
クラッシックの世界って、ある意味聖書的なもので、社会の共通智であるような気がする。つまり、ケインとアベルと言えば、悲しい兄弟とくるし、ゴリアテと言えばダビデとくる、みたいな、イメージが既に出来上がっているものであって、わざわざ説明の必要がない事なのだ。その辺が文化圏の違う我々には中々敷居が高い所でもある。

ダッタン人の踊りは、クラリネットの快活なでも難しいパッセージがあって、中学や高校の吹奏楽の頃からよくさらってたが、単に指の練習で、裏にあるストーリーとか曲の意味を分からず今まで来てしまったなぁ、と改めて反省するわけです。ヨーロッパのように毎日オペラやバレエが聞ける、という環境では日本はないけれど、それでも曲がりなりにも西洋音楽をやっている者としては、オペラやバレエの世界にももっと足を踏み入れないといけないなぁと思った日でした。

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引越し

某所でやってました写真展示を、こちらへ引っ越してきました。
コメントなどまだ未設定ですが、カテゴリ別に写真は載せてます
ので、お楽しみください。(サイドバーからも行けます)
 楽器館  ・・・ 楽器やホールの写真など
 四季   ・・・ 四季折々の花などを
 街の歌 ・・・ 街の風景、建物など
 花と緑 ・・・ ふとした道端の花などを
 なんといふ空 ・・・ 空と雲

公開記念秘蔵録音です。

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小曽根のクリスマス

Pict0020今日は、小曽根真さんの"OZONE MAKOTO X'mas Special 2006 - revenge of Mozart " というコンサートに行ってきました。先日たまたまTVで夏に行われた”熱狂の日”の演奏と同じ、Mozart の ピアノ協奏曲9番を演奏するというので、ちょっと狙っていたのです(予約は早々に無くなってたので当日券頼りでしたが、無事買えました)。PAQUITO D'Rivera がクラリネット協奏曲やるというので、それも楽しみに出かけたわけです。

曲目は、① 塩谷哲さんとの2台のピアノのための協奏曲(K365(316a)): カデンツあたりからセッションになってきて、パキートも乱入、でもまだおとなしめ、 ② クラリネット協奏曲(K.622)の2楽章 : 本当はしっとりな曲なのですが、なんだか微妙なラテンのノリで踊りたくなるような楽しい2楽章、③ ピアノ協奏曲第9番(K.271) 「ジュノム」 : 今日はピアノ協奏曲というより、クラリネットとピアノの2重協奏曲という感じ。アレンジも良くて、本当にそういう曲があるみたいな、掛け合いの楽しい、そしてカデンツはノリノリの現代版。 そしてアンコールは、ピアソラの何とかという(ごめんなさい聞き取れなかった)ピアソラが奥さんに作ったという曲を小曽根さんのソロで、そして”サンタが街にやって来た”、ともう1曲別のもやってくれて、なかなか豪華な内容。オケも今回限りのようですが、Obに古部(賢一)さんがいたり、チェロに古川展生さんがいたり、Cl は三界(秀美)さんがいたりと、とっても豪華メンバー。演奏も素晴らしかった。オケとしても透明感のある音色で至福。Obはついでにインプロビゼーションにしっかり参加してました。流石です。

今年はモーツアルト年(生誕250年)もあってか、ジャズ界の人達がモーツアルトやる、というのも色んなところで何度か見ました。当時の演奏を守り再現する、という意味では、作曲された当時には無かった表現が沢山出てきて、いわゆるクラシック的な見方ではモーツアルトっぽくない(というよりモーツアルト風の現代曲というべきか)演奏なのだけど、作曲された当時は最新の音楽であったことや、もっとも流行・注目されている人達によるパフォーマンスだった事を考えれば、自分なりの表現・新しい試みを入れていくというのは当然な事だと思われ、そういう意味で、今日も、クラシック界の人達が形式を守りながら最高の技術でパフォーマンスするというのとは別な意味での”生きた”現代のクラシックを聞いた気がします。決して奇をてらった演奏会ではなかった。よかったです。

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矢野×ひろみ

P505is0025035035今日、矢野顕子×上原ひろみ のコンサートに行ってきた。
これは、CS系TVの企画演奏会で、最初にTV用なのか映像の紹介があり、まずは上原ひろみさんで4曲、矢野顕子さんで4曲やった後、2台のピアノ+歌(矢野顕子さん)のセッション。矢野さん歌だけで上原ひろみさんが伴奏するのもあったり、トークも若干あったり、バラエティに富んだステージ。

いやー、良かったです!! どちらも生で聞くのは初めて。そういう感動もあったのだろうけど、流石2人共世界で通用するプロだなぁと思いました。上原ひろみさんはキレと躍動感そして透明感、矢野顕子さんはほのぼのした暖かさとエンターテイナーとしての安心感、方向は違うのだけど、自分の世界をそれぞれ持っていて、最初から引き込まれてしまうのです。もちろん、それを支える技術も素晴らしかった。あんまり(特に日本の)クラッシックの演奏者でため息が出るほど上手いなぁって思う人あんまりいないのだけど、今日は最初から感動してました。
さて、そんな2人がセッションすると、やっぱり新しい世界が生まれるのです。とっても暖かくて安心感があるのだけどとってもキレがある、躍動感のある矢野顕子と言えばいいのか、包み込む優しさをもった上原ひろみと言えばよいのか、そんなにステージ踏んでないと言ってた割には独特の世界がしっかり生まれてて、やっぱりアンサンブルとかセッションってこういうものだよなぁ、と改めて思いました。

急に行くことを決めてたまたま当日券が(残り数枚だった)残ってたので行けたのですが、とっても大満足のコンサートでした。しかし、最近涙腺が緩んできた気がする。

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