小曽根のクリスマス
今日は、小曽根真さんの"OZONE MAKOTO X'mas Special 2006 - revenge of Mozart " というコンサートに行ってきました。先日たまたまTVで夏に行われた”熱狂の日”の演奏と同じ、Mozart の ピアノ協奏曲9番を演奏するというので、ちょっと狙っていたのです(予約は早々に無くなってたので当日券頼りでしたが、無事買えました)。PAQUITO D'Rivera がクラリネット協奏曲やるというので、それも楽しみに出かけたわけです。
曲目は、① 塩谷哲さんとの2台のピアノのための協奏曲(K365(316a)): カデンツあたりからセッションになってきて、パキートも乱入、でもまだおとなしめ、 ② クラリネット協奏曲(K.622)の2楽章 : 本当はしっとりな曲なのですが、なんだか微妙なラテンのノリで踊りたくなるような楽しい2楽章、③ ピアノ協奏曲第9番(K.271) 「ジュノム」 : 今日はピアノ協奏曲というより、クラリネットとピアノの2重協奏曲という感じ。アレンジも良くて、本当にそういう曲があるみたいな、掛け合いの楽しい、そしてカデンツはノリノリの現代版。 そしてアンコールは、ピアソラの何とかという(ごめんなさい聞き取れなかった)ピアソラが奥さんに作ったという曲を小曽根さんのソロで、そして”サンタが街にやって来た”、ともう1曲別のもやってくれて、なかなか豪華な内容。オケも今回限りのようですが、Obに古部(賢一)さんがいたり、チェロに古川展生さんがいたり、Cl は三界(秀美)さんがいたりと、とっても豪華メンバー。演奏も素晴らしかった。オケとしても透明感のある音色で至福。Obはついでにインプロビゼーションにしっかり参加してました。流石です。
今年はモーツアルト年(生誕250年)もあってか、ジャズ界の人達がモーツアルトやる、というのも色んなところで何度か見ました。当時の演奏を守り再現する、という意味では、作曲された当時には無かった表現が沢山出てきて、いわゆるクラシック的な見方ではモーツアルトっぽくない(というよりモーツアルト風の現代曲というべきか)演奏なのだけど、作曲された当時は最新の音楽であったことや、もっとも流行・注目されている人達によるパフォーマンスだった事を考えれば、自分なりの表現・新しい試みを入れていくというのは当然な事だと思われ、そういう意味で、今日も、クラシック界の人達が形式を守りながら最高の技術でパフォーマンスするというのとは別な意味での”生きた”現代のクラシックを聞いた気がします。決して奇をてらった演奏会ではなかった。よかったです。



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